今日は対談形式で
< ヒ デ >港南台生活も5年が経ったけど、どう、何か思うところありますか。
<カオリ>よくがんばったなあ、というか、よく無事でやって来れたなあという感じ。思い出すと、最初の2年くらいはあたしたち疲れまくっていたもんね。初めての地でのゼロからのスタートだったし、いきなりお客さまに行列していただいたものだから、毎日必死で、あなたはいつもヘロヘロ状態、わたしも這いつくばりながら前進していた感じ。
< ヒ デ >ほんとにそうだったね。ふたりとも気が張っていたから大病もしなかったけど、時々「もう限界、半日でいいから休ませて」とか言って倒れてたもんね。
<カオリ>でもつくずく思うのは、お互い商人の生まれで、親が仕事するのを見ながら育ったせいか、お客さま第一ということは共通しているし、パワーの源もお客さまだよね。
< ヒ デ >そうそう。かなり疲れていても設計依頼があるとパワー全開、設計デザインがすきだってこともあるんだけど、それよりも、どういう提案をしたらお客さまがビックリするかとか、デザインしながらお客さまが喜んで下さる様子が目に浮かんで、ひとりニンマリしていたり。誰かに喜んでもらえることで自分の生活が成り立っているという感じは、ウチらの共通認識だね。
<カオリ>ところで、ずいぶんたくさんのご夫婦と話したよね。たいがいというか、全てというか、私たちより優れた人たちで、こういう人たちが庭を楽しんで、さらに幸せになっていくんだなあって、よく思った。
< ヒ デ >それは今でも、毎日思うことだね。ほんとにうちのお客さまって優れた人たちのオンパレード。家庭も仕事も賢く前向きにこなしていて、若いご夫婦はエネルギッシュに、ご年配の方はゆったりと。
<カオリ>何回かあなたとケンカ状態でお客さまのところにうかがったことがあったけど、帰り道には必ず「こんなことでケンカしてる場合じゃない、ふたりでもっとがんばらなゃ」そんな気持ちになりました。
< ヒ デ >いやほんとに。幸せ達人というか、いい感じの人たちとかかわれることが、この仕事の大きな魅力だね。そういえば、最近あんまりケンカすることもなくなったなあ。私が辛抱強くなったからというのもあるけど、お互い少しは賢くなったのかもね。
<カオリ>辛抱強くなったのは私です。
< ヒ デ >夫婦像っていろいろだけど、いい感じのご夫婦の共通点ってあるよね。
<カオリ>あるある、奥様が明るいってことでしょ。
< ヒ デ >そうなんだよね。これは絶対にそうだと思う。奥様が明るいと家族に何がおこっても大丈夫、必ず乗りこえて、さらに大きな幸せをつかめる。そういう例を山ほど見聞きしたもんね。更年期とたたかったり、ご主人がリストラに合ったり、お子さんに障害があったり・・・。きっと誰にでも均等にアクシデントや困難が襲ってくる、そんな気がするけど、奥様が明るければ何とかなる。今ある家族の幸せ、その最大の功労者は『明るい奥様』そんなご家族に何度も遭遇したもんね。実感だよね。
<カオリ>明るさって強さなんだと思うよ。気持ちが健康でタフなんだよ。で、ご主人はどうよ。
< ヒ デ >奥様が明るくてご主人がマニアック、この組み合わせ多いよね。昔なら『東男に京女』、男らしいキップのいい男性と、はんなりとやさしい女性という組み合わせが良しとされていたけど、今は『明るい奥様と凝り性のご主人』だと思う。
<カオリ>私たちはどうよ。越後男と播州女だけど。
< ヒ デ >私は典型的な越後人。辛抱強くて働き者で、極めて寡黙(雪国なので、口を開けると寒いため、できるだけ会話をしないようになったと言われています)。それに対してあなたはこれまた典型的な播州女。社交的で馬力があり、とにかくよくしゃべる。越後人から見ると、まるで外国人。朝から晩まで、あんまりひっきりなしにしゃべっているから、時々あなたのしゃべっている声が夜中のテレビの砂嵐みたいに、「ザ〜・・・」と聞こえていることがあるんです。
<カオリ>それで時々変なタイミングで相づちを打つわけね。まったく。
< ヒ デ >ま、それはそれとして、あなたはめちゃくちゃ明るいので感謝してます。で、私は凝り性・・・。ということはバッチリじゃないですか。これからもよろしく。うちら幸せになれますよ。
<カオリ>確かにいい組み合わせかもね。でも凝り性はいいんだけど、最近仕事以外のこと(昆虫フィギア収集)に凝り過ぎです。もっとしっかり稼がないと私を幸せにできませんよ。
< ヒ デ >大丈夫、心配しなくても次の5年間は君を幸せにするために生きるよ。
<カオリ>越後男なのにいい加減なこと言い過ぎです!
男は妥協、女はIQ・・・。